空想じじい

人生は七転び八転び。

アメリカ 22 スキー 後篇

後に着いてきて!っと言って家内が先に行ってしまった、後の3人は転げまわ

ってっる、次女はまだ5歳だ、一番最後になってしまってスキーが外れてしま

った、座って足をバタバタして怖いよ~行けないよ~と言って泣いている、助

けに行けない、俺だって初心者なんだ。ふてくさってスキーをほうり投げて来

た、あぶねー!僕は自分のスキーと次女のスキーを持って歩いて降りる、でも

ひっくり返る、座ったままでも滑って行く、この方が歩くより楽だ、次女も転

びながら泣きながら歩いて降りて来た、2時間くらいかかったろうか?随分下

まで降りて来てやっと初心者コースを発見した、ようやく次女の機嫌もなおっ

てきてスキーを履いて降りて行く、だがもう日も暮れて来たしへろへろに疲れ

たのでその日は帰える事にした、結局一日券を買ったのに一度しかリフトに乗

らなかった。翌日は初心者コースに行った、家内は一人でどこかへ滑りに行っ

た、一日滑る。翌日少し離れた別の場所にタイヤのチューブに乗って滑れると

ころがあるので行ってみた、結構おもしろかった。僕と子供達はこっちの方が

面白い。キャビンの前の庭に雪だるまを作って遊んだ。最終日の夕方帰りの事

だった白バイが僕達の車に止まれと言う、おかしい何も違反はしてない、家内

が対応する、よくわからないが違反じゃないから違反切符にサインをしろと言

う、でもおかしくないか?なんでサインしなきゃいけないんだ?。もう暗くな

りかけてるし、早く家に帰りたい、しょうがないからサインをした。それから

何週間かして警察から違反金を払えと言う手紙が来た。しょうがないので払っ

た。2週間くらいたって車の保険の事でAAA(日本のJAFと同じような機

関)に行く事になって受付に行くと、あんた違反切符切られた?と聞かれる、

はい、なんてこった~、5~6人集まってきて大騒ぎになってる、保険に入っ

てないという違反なんだよ、あんたは保険に入ってるんだよ、違反なんかして

ないんだよ、なんでサインなんかしたんだバカ!でも警察がこれは違反じゃな

いから早くサインしろ!って言ったんだ、サインしなかったらピストルで撃た

れそうな気がしたんだ。(本)