きょんは、いつも風呂には一番最後で入る、どうも先に入ると、せかされるよ
うな気がして落ち着かないと言う、いつも10時過ぎに入る、源之新が言う、
きょん最後だから湯船のお湯を抜いて、更衣室のヒーターは必ず切るんだよ
~、はい分かった!次の日の朝、風呂場を見てみると、ヒーターがつけっぱな
しになって、更衣室がサウナになっている、湯船にはお湯が入っている、これ
が毎日続く、このヒーターは危ないな~、だがあんまりきつく言うときょんは
自信をなくしてしまう。そ~だお父さんが一番最後に入る事にしよう、きょん
先に入りな、絶対にせかせないからゆっくり入ってていいからね、分かった、
源之新は最後に風呂に入る事にした、すでに11時を過ぎてる。眠い風呂はや
めて寝ようかと思う。源之新が風呂に入ろうとすると湯船のお湯がない!きょ
んに抜かれてしまった。仕方ないシャワーだけにする。翌日の朝、風呂場から
ブ~ンと小さな音が聞こえてくる、見てみるとヒーターがつけっぱなしになっ
て更衣室はサウナになっている、一瞬またきょんが~と思ったが違う!昨日は
自分が最後に入ったんだ、まずいな~。きょんの事を言えなくなってしまっ
た。寒いけど今日からはヒーターはつけない事にしよう、日本では最近このヒ
ーターをつけっぱなしで火事になったと言う事故が何件も起きている、火事に
なるよりは良いだろう。その日の朝きょんは9時頃に起きて来た、朝ご飯を食
べてから、お父さん、節約の為に自分で弁当を作ってサポートセンターに持っ
ていく、と言って弁当を作った。何が入ってるのか分からない、いよいよ家庭
の事情も考えられるようになってきた。成長してきたな~と思いながらサポー
トセンターに送っていった。家に帰る途中コンビニによって梅干しのおにぎり
を一個買う、源之新の日課になっている、ふと車の後部座席を見るときょんの
リュックと弁当が置いてある、あ~っ忘れてる、源之新はもう一度サポートセ
ンターにひき返しリュックと弁当をきょんに渡して、それから家に帰る。3人
分の昼ごはんの用意をして、食べてしばらく休んで3時半ごろまたきょんを迎
えにサポートセンターに向かう。到着すると、お父さん今日も楽しかったよ
~、そ~かそれはよかった、きょんを車に乗せて家に向かってしばらく走る、
あ~っお父さん携帯電話忘れて来た~ごめん!え~っまたサポートセンターに
引き返す。それでもきょんは確実によくなっている、以前は家から出る事が出
来なかった。