よ～～～し今度こそ成功させるぞ！大村君は水鉄砲を作った、中にはハバネロに唐辛子にタバスコにコショーをブレンドして入れた、そして毒ガス兵器に匹敵する強烈な武器が出来上がったアハハハハハ～さっそく出撃した。「ありそ～な銀行」矢場居支店のそばまで来たら、なんだかものものしい雰囲気になってきた、大村君は近くで見学してるハゲ頭のおやじに聞いてみた、どうしたんですか？今機関銃を持った男が行員を人質に立て篭もってる、だから今日は営業してないよ。へ～そうですか僕は違う用事で来てるので関係ありませんと言って大村君は入っていった。床にはいろんなものが散乱しているガラスの破片も落ちている。大村君は入ってすぐに整理券を取った。そこへ犯人のお母さんが警察に連れられて到着した、どうやら犯人を説得させるつもりだ、お母さんは泣きながらしゃべりだした。龍ちゃん！お母さんはあんたをそんな悪い子に育てた覚えはありません！どんな子に育てたのか覚えてないけど。それからお母さんが病気で寝てた時、体が温まるよ！と言ってフグ鍋を作ってくれたわね、そして帰りの遅いお父さんのためにちゃんと鍋にフグの肝を入れて置いといてくれたわね。小さい子供が海で溺れてるのを見つけて助けようと海に飛び込んで自分が溺れた事もあったでしょ。さらに東尋坊の断崖絶壁から自殺しようとして立ちすくんでる人の背中をやさしく押してあげましたね。龍ちゃんは本当はすごく心の優しい子なんだよ～思い出して～龍ちゃん。大村君は整理券を持ったまま１時間ほど待ったがまだ呼ばれない、あいかわらずサービスの悪い銀行だな～～～。そのうちオシッコがしたくなった、トイレに向かおうとした時だった車椅子のタイヤにガラスの破片が刺さって手を切った、手が血だらけになって痛い、おまけにパンクしていて動かない、大村君は必死に車椅子をこいだ、もう駄目だオシッコもらしてみんなに笑われる～～～、その時ガチャーン大きな音がした機関銃がころがった、そして突然車椅子が動きだした龍さんが押してくれてる？まさか！！！そして龍さんは大村君の車椅子を押しながらトイレから出てきたところを警察に捕まった。
