沢小とユキちゃんが人食いワニのたくさん居る三途の川をゆうゆうと歩いてや
って来た、やっぱり2人ともえん魔さんに全自動舌抜き機で舌を抜かれた、が
普通にしゃべってる、いったい何枚舌を持ってるのか想像もつかない。沢小が
さすがに切れた、もうアユ釣りはやめだ!やめだ!やめだ!舌が何枚あっても
足りない200メートルほど下ったところに「屋形船」と言う看板が見えた、
よし!わしのおごりでみんなを招待しよう、あの屋形船を貸しきる、お~っ大
歓声が上がる、沢小ってもしかして良い人じゃないか?支払いはユキちゃんが
やれ!さっそくみんな乗り込んだ。豪華な料理に最上級の酒が次から次に出て
くる、極楽だ、しばらくここに滞在したい、沢小は金はいくらでもユキちゃん
が払うから、南の暖かいところへ行ってくれと船長に頼んだ、あいよ~と船長
が答えてひたすら南へと向かった、アッと言う間に1週間ほど過ぎてしまっ
た、波も大きくなってきた、風が生暖かくなってきたどうやら南に来すぎたみ
たいだ、水平線が赤くなってる、秀ちゃんが言う、あれは赤潮じゃないかな
~、でもこんなところに赤潮が発生するはずがないしな~おかしいな~、ユキ
ちゃんが言う、普通塩は白い色だよね赤い塩は珍しいね~、アホ!その塩と違
うわ!それからしばらくして日が暮れて来た時だった突然ドーンと言う音がし
て屋形船が沈没した、全員海に放り出された、どーしたんだ!赤道に激突した
~~~。この海域には人食い鮫がうようよいる、だがユキちゃんとカンちゃん
と沢小の3人は無事だった、ここの鮫もやっぱり人しか食わない鮫だった。